2019年8月10日〜11日 フィリピン・マニラ初日 フィリピンinは11日から

アジア諸国

2019年8月10日、5日間の夏季休暇がやってきた。この5日間という非常に限られた日程で行ける場所を探した結果、フィリピンの首都マニラを旅先に選んだ。理由はそれだけでなく、私の会社にいるフィリピン人の社員達との交流を深めたいというのもあったからだ。

航空券の購入は8月入ってギリギリであり、直行便が高かったため諦めて韓国経由のチケットにした。その影響でタイトル通りになってしまった。なので10日は仁川空港近くで一泊した。

18:40に関空を出発。到着は20:30予定。今回は大韓航空を利用。

2時間だけなので写真のような軽食が提供された。パイナップルが入った容器は気圧でぱんぱんに膨れていた。

久々に飲んだ韓国ビール。薄味だが飲みやすい。

到着後、すぐに宿がある雲西駅に向かう。実は仁川空港の利用は7年ぶり。学部2回生のときにホームステイでロシアに行くときのトランジットで使って以来。なのでこの電車もとても懐かしい。

内装も7年前と変わらない。訪露メンバーと並んで乗ったなあ。

韓国も久々だなあ。料理だけでも堪能すればよかった。7年前にソウル駅で宿探しに苦労した挙句健康ランドみたいな温泉施設で一泊したのはいい思い出だった。

利用した宿の写真は撮ってないので外見はお見せできないのでご了承願いたい。営業時間が過ぎていたのでフロントには誰もいなかった。ダメ元で「すみませーん」と叫んだ。すると、超陽気なおばちゃんが登場し、無事チェックイン。蒸し暑さのあまりに汗だくで死にそうな顔をしていた私に「すごい汗じゃない!暑かったでしょ!」と声をかけてくれた。さらに、早朝に空港に行く必要があると伝えたらタクシーも予約をしてくれ、5時に来るように手配をしてくれた。宿代とタクシー代を渡し、部屋に入った。宿も大変清潔感あった。

朝5時、荷造りを済ませ、フロントに向かったらすでに運転手が待っていた。あたりはまだ暗い。車に乗り込み、空港に向かった。

6時前に到着。出発まで2時間あった上チェックインカウンターもまだ閉じていた。

この時期、台風の影響が心配だったがこの時は中国周辺にいたので大丈夫だった(その代わり写真の通り青島行きが欠航になっていた)。 

7:50頃、いよいよマニラへ出発。所要時間は3時間ちょい。

上空からみたマニラの景色。一枚目は薄汚い川が見える。

2枚目の奥にはフィリピン最大のビジネス街と言われるマカティ地区の高層ビルが見える。一方でその周辺は低い建物が目立ち、スラム街と思われるバラック小屋が集合している地域も確認できる。上空でこれほどの地域格差が見えてしまうあたり、フィリピンはまだまだ貧富の差の激しい国であることが伺える。

そしてついに、着陸。いよいよここから人生初のフィリピンの旅が始まった。荷物をピックアップし、クーポンタクシーを購入するため、売り場に向かう。ここでちょっとした失敗をする。チケット売り場のおっちゃんを少し話をした時、職業を聞かれたので正直に「プログラマ」と言ってしまった。その時彼が「IT系か!これは高給取りだなハハハ!」と発言したので嫌な予感をした。それが的中し、チケット代を高めに設定されてしまいましたとさ。日本ではプログラマなどのIT屋は給料が安い傾向があるが、海外では真逆で高給のイメージがあるらしく、上記のような場面に遭遇する可能性があるのでIT系の方は職業を聞かれた時は慎重になってほしい。

タクシーで約40分ほどで宿に到着。今回利用した宿は「ZEN Hostel Backpackers」。マカティから少し離れたゲルニカ通りにある。周辺の治安はあまり良くないらしい。

宿のフロント。欧米系の利用者が多い印象だった。

せっかくなので、宿近くのショッピングモールに立ち寄った。入口付近では手荷物検査が実施されており少々面倒くさい。また、フィリピンは銃社会と聞いていたが、やっぱりそこにいた警官は重厚な銃を構えていた。最初はビビったが徐々に慣れてきた。

2階には家電量販店があり、入り口でカラオケ装置の販売をしていたが、その店員は仕事そっちのけで熱唱していた。売る気無いだろ。フィリピン人は歌が大好きであり、そこら中でカラオケの音や歌声が聞こえてくる。

モールの外にはフィリピン最大のファストフードチェーン店であるジョリビーのキャラクターが描かれていた。

モール内に入っていた韓国料理のファストフードのボンチョンで昼食。右の白い物体は白米。フィリピン人は白米が大好き。日本人以上に白米を愛している。その故、ファストフードでも必ず白米が付いてくるのだ。フィリピン最初の驚き。残念ながらこの米はゴムみたいでマズかった….

外を出ると突然降ってくるスコール。外で寝ていたこの犬も雨宿りをするために屋根の下に移動してきた。降っている間はジッと待機をし、止んだら元のいた場所に戻って再び寝転んでいた。非常に賢い犬だった。

雨がやんだので徒歩でマカティに向かう。モールからは30分ぐらいかかった。進むごとに整備された道路と高層ビルが見えてきた。

中心ともなるともはやここがどこなのか分からなくなるぐらい都会になる。フィリピンに来たと思えないような錯覚に陥る。

さすがオフィス街。言わずと知れたチェーン店が軒を連ねている。この辺りで怪しいお兄さんに声をかけられたが華麗にスルー。

あの和民まで進出していたとは。さすがに宅食まではなかった模様。

この周辺はお洒落なカフェやレストランが集まっていた。この近くのカフェでマンゴーシェイクを飲んだが値段は500円と高めだった。物価も他の地域と比べると高い。

マカティの高層ビル群。東京のそれと負けず劣らずだ。

移動の疲れが出てきたので宿に戻ることに。徒歩だけど。

宿に近づく度にマカティとは別世界になっていく。道中で放し飼いのニワトリが三匹いた。フィリピンではニワトリをよく見かける。なので周辺ではよく鳴き声が響く。

宿周辺の道路。周辺の建物の窓には重厚な鉄格子が設置されているので治安は良くないのだろう。静かと言ったらそうとも言えず、子供たちが遊んでいたり、大音量でディスコ調の音楽をかけて踊っている人もいた。割とうるさい。

宿近くのレストランで夕食を食べることに。入って時まだ客がいなかったので心配だったが、入れてくれた。だが、私が通されたのは冷房が効いた場所ではなく隣のバーのようなところだった。店員の女の子が冷房を入れてくれたが蒸し暑すぎて死にそうだった。

理由はこれだった。これからバーで提供するクラフトビールの試飲をしてほしいとのことだったらしい。色々なビールを味見させてくれた。

この日の夕食。豚肉の揚げたやつが入った焼き飯。結構美味い。

フィリピンのポピュラーなビールであるサンミゲル。40ペソ(約85円)と超安い。

食べている途中で、先程の店員の女の子が隣に座ってきた。外国人が珍しいのか「どこから来たの?」とか、「なんでフィリピン来たの?」とか「ボーイフレンドはいる?」(フィリピン人が一番よく質問する項目)など色々質問攻めをしてきた。単に一緒にお話がしたかっただけらしい。しばらく話をした後、満足したのか鼻歌を歌いながら仕事に戻っていった。

今日はここまで。明日からはいよいよフィリピン最大のスラム街があるトンド地区に足を運ぶ。訪れた理由は次の記事で書いていく。

それでは。