2015年8月18日 モルドバ・キシナウ一日目 東欧の小国に上陸の巻 

モルドバ

2015年8月18日。ラトビア・リガ。この時、私はリガの国際空港でキシニョフ行きの飛行機を待っていた。この際に利用したのはエア・バルティックという東欧を代表するLCCだ。未知の小国に心が踊っていた。

チェックインを済まし、出国審査に入る。しかし、ここで非常事態が発生。私のパスポートが疑われたのだ。審査官は眉間のしわを寄せてパスポートを厳重にチェックをする。不安に襲われる私。そして、こう聞かれた。

「あなた、ロシアに三回渡航しているけどこれはなぜ?」

うわ。。。これはまずいな。でもやましいことは一切していない(してたらマジでやばいけどね)ので正直に「観光とホームステイです」と言った。そしたら相手は納得して通してくれた。

ロシアビザが三枚でこんなに目くじらを立てられるとは。。。。

審査が終わり、あとは搭乗を待つだけ。それまで、どんな店があるのかをチェックした。するとこんな面白いものを発見。

 一度リガ国際空港を利用された方ならお分かりだろう。あの日本料理屋の’YAKUZA’だ。これは話のネタのなるので会話が盛り上がらなかったときはこれを見せるようにしているぐらいだ。もし、話の話題に困ったときや初対面の人とアイスブレイクをしたいときははこの写真を見せてみよう。たぶん盛り上がるでしょう(適当)

 キシナウ行きの電光掲示板。

 いよいよ搭乗時間がやってきた。乗るときは滑走路で直接乗る。非常に小さい。

リガからキシナウまでは約4時間ほど。そこまで遠くないのになぜここまで時間がかかるのかは謎だがまあいい。

ここのCAさんは女性と男性が両方いるが、みんな美男美女だし、何より愛想が非常に良かった。LCCなので若干狭いのは仕方がない。

 機内食(任意)せっかくなので注文した。ちなみに値段は9ユーロ(吐血)。しかし、朝と昼飯食ってなかったから我慢できずに注文した。

空港近くにはこんな航空機のモニュメントが。 

4時間後、モルドバのキシナウに到着。空港は非常に小さいし、国際空港とは思えなかった。

入国審査が済んだ後、早速市内に向かう。ここで空港所属のタクシーにホステルまで連れてってもらうことに。この正規のタクシーは乗車前にカウンターで予約し、呼んでもらうというシステム。ここの運ちゃんは英語が全く話せなかったので「じゃあロシア語はどう?」と言ったら超嬉しそうな顔して「ロシア語なら分かるさ!」と返した。早速タクシーに乗車して市内に向かった。しっかし、このタクシー飛ばすわ飛ばすわで超絶怖いんですけど。。運ちゃん、これ以上飛ばすと死んでしまいますぜ(笑)

そして事故ることなく何とかホステルに到着。料金は片道90レフ(約560円)。まあまあの金額である。

この日のキシナウは本降りの雨。なんだか歓迎されていない気がしてならなかったがまあ気にしない気にしない。

この時宿泊したのはFunky Mamaliga Hostel。ホステルの玄関でインターホンを鳴らす。すると、腕にタトゥーを入れたイケイケな兄ちゃんが開けてくれた。彼はここのスタッフ。見た目はチャラいが感じはよかった。ホステルに入った後、チェックインを済ます。

 個々の庭の何がユニークかというと、ぶどうがなっていたから。さすがワインの国だけあってここでも栽培をするなんでさすがですわ。

 ベッドはこんな感じ。枕元にWi-Fiのルーターがあったのでネット接続は全く問題なかった。ロッカーもちゃんと設置している。ししかし、唯一不満だったのはロッカーのカギとタオルが有料だということ。デポジット制なのでチェックアウト時に払ったお金は返却されるが。それにしてもねえ、ケチだわ(おい)。

外は雨だが、せっかくモルドバに来たということで、少し散策することに。

結構の雨が降っていた。そのため、まだ夕方ですらないがこんな感じに外は割と暗め。 

なんと、沿ドニエストルの首都(?)ティラスポリ行きの看板があるではないか 

お昼寝をする野良のお犬様 

水はけが悪いな 

キシナウには巨大なショッピングセンターがある。結構内容は充実しているようだが、名前が面白すぎる、というより若干滑った感が出ているのがなんとも。その名は「モール・ドバ」(笑)。うん、滑っちゃってるね。 

 

はい出た、旧ソ連圏名物のビラまみれの壁。そのほとんどは求人。劇の宣伝ももちろんあるが。言語のほとんどはロシア語。

ホテルキシナウがあるが、その周辺には酒瓶が大量に置いてあったし、不穏な若者の姿もあったので治安はよくないと見た。

トルストイの胸像。彼は1854年に一か月間キシナウに滞在していたようだ。

ここはトルストイ通りになっている。

モルドバとEUの旗

暗くなる前に近くにあった巨大なスーパー買い物を済ますことに。結構広くてデカかったのは印象的だった。商品のラインナップも充実してた。ここで食料とキシナウビールを買って夕食を済ますことにした。

キシナウビールはモルドバで一番ポピュラーなビール。驚くなかれ、値段は16モルドバレフ(約99円!)若干薄めだが悪くはない。さて、夕食にしようとしたとき、あるアジア人らしき人が楽しそうに会話をしていた。英語でやり取りしていたが、会話の中でJapanというワードが聞こえてきたので彼が日本人であることを確信した。しかし、この日は一緒に話すことはなかった。まさかこんなところでって感じだったが世界の狭さを垣間見た感じはした。

キシナウ一日目はこれで終わり。次の日はいよいよ念願の沿ドニエストル共和国へ。