【旅行記】巌窟王の舞台シャトーディフへ!行き方もご紹介【フランス・マルセイユ】

フランス🇫🇷

ネフさん、何気に人生初のフランスへ。どうもこんばんは、ネフスかやあいりです。

ベルリンを脱出してから早2週間が経過しようとしています。時の経つ早さに脳が追いつきません助けてください。

前回の記事でも言及した通り、セカンドアドベンチャーの最初の国としてフランスを選びました。当初はフランスをはじめとする西欧諸国にはそこまで興味がなかった上、物価も高いので乗り気ではなかったのですが(失礼)、ある場所に急遽興味が湧くようになり、ついに足を踏み入れることにしました。

その場所というのは、フランスの旧港マルセイユにある元監獄塔であるシャトーディフ(Château d’If)です。シャトーディフはマルセイユから約4kmほどの場所に位置するイフ島に16世紀にフランソワ1世によって建てられた要塞であり、監獄として使用されていました。また、アレクサンドル・デュマ作の文学作品『モンテ・クリスト伯』の主人公エドモン・ダンテスが無実の罪によって収監されていた場所としても有名です。また、日本では黒岩涙香氏による翻案小説の題名である「巌窟王」の名で知られていますね。もしかしたら、ほとんどの人、そしてこの記事を読んでいるあなたも「シャトーディフ=モンテ・クリスト伯」を連想するでしょう。

1926年にはフランスの歴史的記念物として保護指定、現在は一般公開されておりマルセイユの観光の目玉となっています。『モンテ・クリスト伯』を読んだ人にとってはたまらないスポットでしょう。

私も、マルセイユ最終日にてやっと訪問することができましたので、その様子をご紹介したいと思います。

停泊中のエドモン・ダンテス号。この日は運行しておらず、別の船に乗りました。ちなみに投獄前のダンテスは船乗りでした。

旧港にある船の玄関Vieux Port。

シャトーディフ行きの船の中。当然景色が見える屋上が人気で埋まっていたので残念ながら1階で我慢。いよいよ出発!

旧港からの所要時間は約20分ぐらい。そろそろ見えてきました。いよいよご対面!船はそれなりに揺れていました。

ついに来た!見てください!これがあのシャトーディフですよ奥さん!

要塞なので建物自体は無機質で重厚な感じですが、白い建造物と地中海の青い海のコントラストが実に美しい。これを見にフランスに来たと言っても過言ではない!降り場は少し不安定なのでご注意を。

日本語のガイドもあるらしいので日本人旅行者も安心して見学ができますね。

チケット売り場の近くには金吸い取り機自販機もありました。もちろんトイレもあるのでご安心を。

これがメインの建物。ここに過去の囚人たちが収監されていたのですね。いよいよ入ります。

中に入ると中庭が。そして周辺にある各部屋が囚人たちの牢屋のようです。入り口の右側にはお土産などを販売しているショップがあります。

『モンテ・クリスト伯』の主人公エドモン・ダンテスの独房がありました。

ダンテスの独房の中は『モンテ・クリスト伯』とその生みの親アレクサンドル・デュマについての解説が記述された簡易的なパネルや関連する記念物が展示されていました。ダンテスは小説上の架空の人物なので、残念ながら彼に関する実体を伴う遺物などはありませんでした(ちなみにピエール・ピコーという靴職人が彼のモデルだったようです。)

各言語に翻訳された『モンテ・クリスト伯』の本が展示されていました。もちろん日本語版も!

『モンテ・クリスト伯』の一場面を描いた挿絵だろうか。

シャトーディフを描いた絵画と記念コイン。

展示コーナーのさらに奥に行くと本格的な牢屋?が見えてきました。

ここはおそらくダンテスが収監中に過ごした場所を再現しているのでしょうか。重厚そうな重りや簡素な食器、藁などのセットが妙にリアルですね。

薄暗い牢屋にある唯一の窓でしょうか。ダンテスはそこから差し込む光を楽しみにしていたのだとか。この地獄のような監獄に14年間も幽閉されたにもかかわらず、腐らず正気を保ったことを考えると凄まじい精神力ですよね(幽閉中に出会った恩師のファリア神父の存在が大きかったとはいえ)。普通ならこんなとこ数日いるだけでも気が狂いそうなのに…

これは先ほど登場したファリア神父の独房。神父はダンテスが獄中に出会った老人であり、彼から学問を教わったのちに自分を陥れた人物や策略について知り、復讐を決意したとされています。なお、ファリア神父は実在していたらしいです。

中は無機質な分厚い石壁で覆われている。

巌窟王が出てきそう。

小さな窓からはマルセイユの街並みが一望できる

監獄からの景色は圧巻ですね。この日は風も穏やかで天候にも恵まれたのでどこから見ても絶景。

かつて囚人が収監されていた監獄とは思えないほど周辺はのんびりしていて憩いの場となっていました。人間だけでなくカモメにとっても癒しスポットみたい。

海もバチクソに綺麗でした。地中海ってこんなに透明度高くて美しかったんだ。

歴史上、あるいは文学上の名スポットとしてだけでなく癒しも提供する憩いの場。それがシャトーディフ。本当に来てよかったです。

マルセイユ行きの船に乗船し、シャトーディフ探検はこれで幕を閉じました。所要時間は移動時間含めて約3時間ぐらいでした(個人差あり)。

バイバイ、シャトーディフ!

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シャトーディフの

行き方・料金・注意事項

ここからは、これからマルセイユを旅する予定の方向けに、シャトーディフの行き方と注意点について説明していきます。

行き方について

シャトーディフの行き方ですが、マルセイユ旧港にあるVieux Port(フェリー乗り場)からフェリーへ乗船します。Vieux Portへはバスや地下鉄で行くことができ、いずれもVieux Port前に駅があるのでかなり分かりやすいと思います。

地下鉄:メトロM1線の「Vieux Port」駅に降車。料金は片道€1.70。
バス:41、49、55、60、61、80、82、82s、83番系統のバス停「Métro Vieux Port」に降車。
トラム: T2、T3系統に乗車。

料金

シャトーディフの入場料は7€です。これは現地はもちろん、公式サイトのオンラインでも事前購入可能。チケットは購入から約1年間有効なので、もし天候の関係で行き損ねた場合でも一年以内であれば訪問当日まで保管することができます。

オンライで購入後、直後に送信されるメールに掲載されているQRコードを現地で係員に提示すればOKです!

フェリーのチケットは往復11.1で購入可能です。チケットはVieux Portのチケット売り場で購入できます。シャトーディフの入場料とは別々での購入が必要です。

※注意事項※
フェリーのチケットは当日購入をすることをお勧めします。理由としては、悪天候や強風によってフェリーが欠航することがあるからです。その場合、返金ができない可能性が高いのでご注意ください。

シャトーディフ公式サイト:https://www.chateau-if.fr/

※記載した料金は2024年3月現在のものであり、今後変更する可能性があります。

注意事項① 天候

シャトーディフ訪問で最も懸念する要因はやっぱり天候でしょう。

シャトーディフはイフ島という島にあるので船で行く必要があります。そのため、強風などの天候にかなり左右されることを覚悟した方が良いです。悪天候あるいは強風(例え晴れていても!)がある場合は、フェリーが欠航し行けなくなる可能性があります。

短期間で旅行をしていた人の中には、悪天候が旅程期間内で続いて結局諦める羽目になったという話も聞いたことありますし、長期旅行者も旅程が大きく変わることも念頭に置いた方が良さそうですね。これからシャトーディフへの訪問を考えている方は、当日の天気を細かく確認した方が良さそうです。特に訪問当日の風速予報は必ずチェックしましょう。

※確認方法※
現地に行って欠航してました★ってことがないように、船の運輸会社lebateauの公式サイトで当日の運行情報を確認することをお勧めします。フランス語版のみになりますが、サイトの上の方の赤いポップアップに「本日は悪天候のため運行していません」的な文面が掲載されているので要チェックです。

ちなみに私も滞在中2日連続強風で見送りましたが(いずれも雲一つない快晴でした)、マルセイユ最終日になってやっと訪問できました。

lebateau公式サイト:https://www.lebateau-frioul-if.fr/en/home-page/

注意事項② 開館時間と船の出発時間

シャトーディフの開館時間は時期によって異なります。

4月1日から9月30日まで:10:00〜18:00
10月1日から3月31日まで:10:00〜17:00(月曜日休館)
また、5月1日と12月25日、1月1日も休館です。

最終出発時間とイフ島発の最終便の時間もあるため、時刻表は必ず確認しましょう。

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以上となります。シャトーディフは、著名な文学作品の舞台にもなっており、マルセイユの目玉スポットの一つですので、ぜひ一度訪れてみて下さい。『モンテ・クリスト伯』自体がかなり有名なので小説を読んでも読んでなくても楽しめるかと思います!地中海の青く美しい海にも注目です。

それではまた。