マニラ3日目。この日はイントラムロス周りをゆっくり散策。ここでようやくまともな旅が始まった。
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宿主に作ってもらった朝食。この赤いソーセージはロンガニーサという甘く味付けられたフィリピンオリジナル。これも人によって好みが分かれる味だったが私は結構好き。
さて、この日は昨日疲れすぎてあまり行けなかったイントラムロスと市内を散策していく。いつものようにGrabでタクシーを呼び、マニラ大聖堂のところまで連れて行ってもらった。
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早速散策。しつこい売り子を必死に払い、周辺を歩いていく。この石畳の通りはまるでヨーロッパを散策しているようだった。元々スペインの植民地だったから名残があるのは当然か。写真下手くそ侍なので指が写っているのは大目に見てくれ。
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マニラ大聖堂前の公園。多くの人が集まるが同時に観光客を狙う売り子やタクシー、ガイドの呼び込みが多いので注意。私も現に帽子売りのおっさんに無理やり麦わら帽子を被せられそうになったので必死に逃げたわけだが。
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馬車まで用意している。おっさんたちが暇そうに客を待っていた。
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適当に歩いていると、城壁らしき遺跡を発見。そもそもイントラムロスとは要塞のことであり、16世紀にスペイン人によって建設されたマニラ最古の要塞都市だ。
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フィリピンの国旗。
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フォート・サンチャゴの中に入る。入場料は75ペソ(約160円)。
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この時ここがリザール公園だと勘違いしていたが帰ってきてから違うことが発覚した。
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池もあった。雰囲気が大阪城周りに似ている。奥に見えるのはコンドミニアムかな。
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これはサンチャゴ要塞。スペイン統治時代を象徴する遺産の一つとして名高い。堂々と佇むこの門は大航海時代の繁栄と栄光を物語っている。
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奥に見えるのはみんな知ってるフィリピンの英雄ホセ・リサール。ここフォート・サンチャゴはリサールにまつわる銅像や遺跡がある。知っての通り、彼はフィリピンの独立運動に取り組んだ活動家であり、フィリピンで英雄と讃えられる所以である。
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あらゆる城壁はそのまま残されている。
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この銅像の人物は服装からして兵か。それにしても妙な場所に置いてあるな。
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要塞の外の景色は中の西洋の雰囲気とは一変して水簿らしい建物が見える。その奥はトンドに行く時に渡った橋だ。あの青色の特徴的な教会が見えるから間違いない。
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要塞の外の別角度の景色。コンドミニアムと思われるマンションみたいな建物の下には水簿らしい建物が少し見える。前に停泊している船では複数の犬がけたたましく吠えていた。こうして格差が露骨に見える様は生々しいものがある。
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鉄格子の奥にリサールの人形が立っていた。暗い場所で見たらちょっとビビる。この公園には至るところでリサールを見ることができるので探してみても楽しいかも。
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またリサールの銅像。リサール三昧ですねここ。それほど彼がフィリピン人に長く愛されている証でもあろう。そしてその奥にはリサールにまつわるものが展示されているリサール記念館がある。早速入った。料金は無料。
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リサールの生い立ちが記載されたコーナー。手紙や資料などのレプリカや実物を見ることができる。
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実はリサールは芸術家でもあり、絵画や彫刻などの創作活動も精力的に行っていた。写真は実際の彼の作品。本職ではないにもかかわらずその完成度の高さは他の著名な芸術家に引けを取らないレベルだ。
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こちらは絵画のデッサン。これも彼の作品。人物だけでなく動物や風景など様々なジャンルの絵を書いていたのが分かる。
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写真が良くないので見えづらいが、これは死刑が執行された際に弾丸が当たったリサールの椎骨の一部。
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リサールが着用したと思われる洋服。おしゃれ。
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リサールの処刑を描いた絵画。留学先からの帰国後、彼の活動を危険視していた植民地政府当局によって逮捕され、流刑された後に35歳という若さで処刑された。彼が処刑された12月30日はフィリピンの祭日となっている。
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リサールが訪問した国を地図で示している。日本にも留学していた。私は見たことがないが、東京の日比谷公園にリサールの功績をたたえる記念碑が展示されているらしい。
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リサール記念館を去り、再び散策。
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向こうに見えるのはスラム街。
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リサールの胸像
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腹が減っていたのでフォートサンチャゴ近くのレストランでフィリピンの代表料理であるシシグを初めて食べた。これ、超絶美味いんだけど。しかも300円だからフィリピンは最高だ。
昼飯を食べた後、少し歩き疲れたので一旦宿に戻ることに。会社のフィリピン支店に勤める駐在員の方との約束の時間までは長いのでダラダラと過ごした。会社に訪問したのは17時頃。そこでこれから日本の本社に行くフィリピン人の子たちとしばらく会話をし、就業後に現地の先輩と駐在員の方とマカティにあるオシャンティなレストランで一緒に食事に行くことになった。
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パンシットカントンというフィリピン風の焼きそば。これがメチャクチャ美味いんだ。
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イナサルというバーベキューチキン。これも美味い。ちなみにフィリピンにはこの名を持ったファーストフード店がある(後日記載予定)。
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そしてこれがフィリピン名物のスイーツ、ハロハロである。紫芋のアイスにバナナやプリン、ゼリーなどが入ったかき氷が特徴的。実際に食べた感想だが、正直色々入ってて何を食べているのか分からなかった。でも紫芋のアイスは美味かった。
今日はここまで。次回は海岸のスラム街であるバセコ編を書いていく。