4月23日に日本に帰国してからかなり時間が経過しました。日本の生活にも慣れ、次の仕事も無事に決まりました。そして先日32回目の誕生日を迎えました。ブルガリアのホステルでBBQパーティーしたのが一年前なんて….
海外経験をすると、滞在年数関係なく良くも悪くも母国のことを考える機会が増えます。留学、ワーホリ経験者で日本の良い面、悪い面をブログ記事にする人は多いですが、私も真似して日本について個人的に考えた良い面、改善点、悪い面を書いていこうと思います。
当記事は、ブログ主本人の感想なので少々偏見や愚痴が混じることがありますが、日本や日本人を貶す意図なないのでご了承ください。
まずは日本の素晴らしいと思ったことを書いていきます。
- ここが素晴らしい① 食へのこだわりと情熱が群を抜いている
- ここが素晴らしい② 道が綺麗すぎる
- ここが素晴らしい③ 街中での人種差別がない
- ここが素晴らしい④ 外国人観光客が復活
- ここが素晴らしい⑤ 公共交通機関の遅れがほぼない
- ここが素晴らしい⑥ おひとり様で過ごすことに寛容
- ここが素晴らしい⑦ 日曜日と祝日も店が空いている
- ここが素晴らしい⑧ 自販機、券売機が壊れていない
- ここが素晴らしい⑨ コンビニが便利で最強すぎる
- 要改善① 店内がうるさい
- 要改善② Wi-Fi環境が乏しい
- 要改善③ 電車内、街中の広告が多過ぎる
- 要改善④ 食品の添加物が多すぎる
- 要改善⑤ 英語表記がまだ少ない、通じない
- ここがダメ① とにかく人が多すぎる
- ここがダメ② 醜態を晒す酔っ払いが多すぎる
- ここがダメ③ 食料品のコスパが思ってるほど良くない
- ここがダメ④ テレビ番組が低俗すぎる
- ここがダメ⑤ 大谷選手関連の報道が多すぎる
- ここがダメ⑥ 年齢、結婚、恋人の有無でジャッジしすぎ
- ここがダメ⑦ 挨拶をしない
- ここがダメ⑧ 余裕のない人が多いように感じる
- ここがダメ⑨ シンプルに気候が辛い
- ここがダメ⑩ 景観がつまらない
- ここがダメ⑪ 同調圧力、断罪大好き、陰湿な一面
ここが素晴らしい① 食へのこだわりと情熱が群を抜いている
日本の素晴らしい面といえは料理のクオリティですかね。
見た目と味、食材全てが凝っててこだわり抜いた究極の料理を多くのお店でリーズナブルに堪能できるのは日本の素晴らしい一面だと思います。ふわふわの泡立てた卵の上に神戸牛が乗ったオムライスやいちごが贅沢にゴロゴロ入ったかき氷、プルンプルンのパンケーキ。諸外国ではなかなかお目にかかりません。デザートに至ってはもはや芸術作品。そして料理のバラエティも豊富。
ドイツでも、美味しい食事はできますが比較的シンプルな印象でした。でもソーセージやビール、パンは日本より安くて美味しいと思います。フランスとイタリアは美食の国というだけあってスーパーの惣菜ですらハイクオリティでした。
ここが素晴らしい② 道が綺麗すぎる
帰国して最初に驚いたのは道の綺麗さ。
ゴミもなければ犬のフン(たまに落ちていますが)もほとんどなく、割れた瓶の破片も注射器も落ちていない。ドイツでは、地区によってはかなり危険な場所があり、ビールなどの割れた瓶の破片やヒビの入った窓ガラス、薬物用の注射器など危険すぎるゴミが当たり前のように落ちていることも多い。
日本ではこうした危険ゴミが落ちていることはまずありません。足元に気を使わず安心して歩けるというのは素晴らしいですね。
ここが素晴らしい③ 街中での人種差別がない
バルカン半島を周遊していた時、国によってはすれ違いざまに「チンチャンチョン」等のアジア人差別を受けることが多く辟易しました。当たり前ですが、日本では見ず知らずの人間から差別用語攻撃を食らうことがないので安心して街を歩けます。ただ、来日経験ありの外国人によっては日本人から「外人」と呼ばれることを嫌がったり差別的だと考える人もいるのでどっちもどっちなんでしょう。
日本でも在日韓国、朝鮮人や中国人などに対する差別や偏見を持つ人もいるので、そのことについて自覚がない人が多いのはなんだか残念です。差別はどこの国にも多少なりともあるものです。
ここが素晴らしい④ 外国人観光客が復活
コロナ禍が明け、インバウンドが解禁したからなのかどこ行っても外国人観光客を見かけることが増えました。私が日本を出国する前に比べるとかなり増え、今は中国人などのアジア人よりは欧米人の割合が多い印象でした。これも円安の影響かもしれませんね。私の住む神戸にも外国人観光客はそこそこおり、メリケンパークにあるBE KOBEのモニュメントには写真撮影のための彼らの行列ができていました。旅先として日本に興味を持ってもらえることはやっぱり嬉しいもんですね。コロナ前の活気が戻ってきて安心しました。
ここが素晴らしい⑤ 公共交通機関の遅れがほぼない
これはよく言われてることですが、やっぱり電車やバズなどの時間の正確さは日本の右に出るものはないと思います。J○西日本の一部路線を除けば笑 ドイツやヨーロッパ等のようにストライキで運行休止になることもないし、その点はストレスフリーで素晴らしい。
それに比べてドイツ国鉄ときたら….ストライキ頻発&遅延でまじクソですわ。
ここが素晴らしい⑥ おひとり様で過ごすことに寛容
一人カラオケ、一人焼肉、一人○○など、日本には一人で利用できるサービスが充実しており、一人で過ごせる場所が多いことにも帰国後改めて実感しました。おそらく単身者、独身が多い都市圏限定だとは思いますが、そういう意味で日本は一人で過ごすことに寛容なのかもしれません。
一方、欧州では大体のスポットはパートナーやカップル等複数で過ごすことが前提であることが多く、レストランでも二人分はあるだろう量の料理が来ることも珍しくありません。私は結構食べる方なので2人分でも問題なかったですが、それでも辺りを見渡すとやはりカップル等複数で来ている人が大半でした。そう言った場所に一人で来た時のアウェー感はなかなか心に来るものがあります 笑
ここが素晴らしい⑦ 日曜日と祝日も店が空いている
ドイツをはじめとした欧州諸国の多くは、キリスト教の「日曜の安息」の考えが浸透しているため、日曜日と祝日はお店が閉まります。スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、薬局等の生活必需品が販売している店も閉まるため、急な買い物が必要な時は大変困りました。土曜日や平日などに買い出しをするなどの計画的に買い物をすることが必要になるので気をつけたいですね。
それに対し、日本では日曜日も祝日も上記のようなお店はだいたい空いているため、曜日を気にする必要がなく大変助かります。急な買い物の時も心配いりません。
ここが素晴らしい⑧ 自販機、券売機が壊れていない
ドイツやその他欧州地域では、地下鉄の券売機や飲み物の自動販売機などが壊れて使い物にならないことが少なくありません。そのため、切符が買えなくて絶望したことが何度かありましたし、自販機にお金を入れたのに商品が出て来ずお金だけ吸い取られたこともあります。
日本でも稀に故障中とかはあるものの、ほとんどの自動販売機と券売機は問題なく利用できるため、そう言った点は本当に便利で素晴らしいと思います。機械のメンテナンスはかなり徹底されているように感じます。
ここが素晴らしい⑨ コンビニが便利で最強すぎる
日本には、星の数ほどのコンビニがあります。どこ行っても大体数メートルごとにコンビニがあり、どの店に行っても食べ物や飲み物、日用品等を購入することができますね。何か食べたい。何か飲みたい。アレが買いたい。そう思った時にコンビニさえ行けばすぐに入手できる。しかも買い物だけでなく、チケットの発券や一番くじの購入、配達の依頼や公共料金や税金の支払い等なんでもできる。出国前まではそれが当たり前だと思っていましたが、今となってはこれがかなりすごいこと改めて気がつきました。
欧州では、日本のコンビニのような便利なお店は思ってたほど多くありません。キオスクとかはありますが高価だったり品数が少なかったりとなんとも微妙だったりします。やっぱコンビニは偉大ですわ。
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次は悪い面、と言うほどではないけど改善してほしいなあと個人的に思ったことです。
要改善① 店内がうるさい
ドンドンドン、ド○ッキ♪ド○キ、ホーテー♪
ヤ○ーダデンキッ♪
パッピープーライスパーラダイスー♪
ポポーポポポポ、ポポポポポー、ポポーポー♪
大体の店は店のオリジナルソングとか、某呼び込むやつとかのBGMが流れがち。あと、「いらっしゃいませ〜どうぞご覧くださいませ〜!」という店員による呼び込みなども日本ならではと思いました。賑やか過ぎて逆に疲れてしまいます。欧州でも店内BGMはありますが、店によっては無音のところも多かったです。BGMは店を活気づけるには有効ですが、もう少し静かに買い物をしたいです。
要改善② Wi-Fi環境が乏しい
帰国直後はしばらく旅の影響でWi-Fiを探す癖がついてしまったのですが、本当に日本は無料の公衆Wi-Fiが少な過ぎるのですよね。大手の飲食店やデパートに行ってもないことが多く、あってもメアド登録などのクソめんどい過程を経ないと使えない等ととにかく不便。ギガの無制限プランを使えばあまり気にならないのですが、どこでも無料Wi-Fiが使えてた環境に慣れるとやはりWi-Fi環境の乏しさを感じます。
要改善③ 電車内、街中の広告が多過ぎる
最近はほとんど見なくなりましたが、週刊誌の中吊り広告が掲載されていた時、下品な記事タイトルがデカデカと書かれている光景には呆れていました。ドイツ等のヨーロッパでも広告はありますが、最低限に抑えられているのかあまり見かけませんでした。景観の維持も関係しているのですが。とにかく、広告が多過ぎて情報過多になってしまい脳が疲れてしまいます。広告はやり過ぎると逆効果な気もするのですが….それに広告費用もかかりますし。
街中ではありませんが、YouTubeやネット上の広告も気持ち悪いものが多く、コンプレックスを煽るものや(規制されつつあるそうですが)無駄に早口のやつとか、「宿便がなんたら」とか「毛穴の汚れごっそり」などの医療広告ガイドラインに引っかかりそうな内容や詐欺まがいの広告も多くうんざりします。なのでYouTubeを見るときはVPNで海外のサーバーに接続しています。
要改善④ 食品の添加物が多すぎる
どこの国にも大体の食品には添加物は入っていますが、日本ではその種類が多いような気がします。私が住んでいたドイツでも食品には多少は含まれていましたが、驚いたことにその種類の少なさに驚きました。パンに塗る用のチョコクリームにチョコ系の食品には大体入っているであろう香料が不使用だったのはさすがにびっくり。
昨年11月の無添加マフィン食中毒事件のこともあるので敵視しすぎるのも考えものですけどね。ただ、アメリカやヨーロッパで禁止されている添加物が未だに使われていたり、別に必要ないだろうという食品にまで添加物が入ってたりするので何だかなあ…私は無添加教でもオーガニック教でもないのですが、添加物がモリモリ入った食品はちょっと避けてしまいます。じゃあ外食はどうするんだという話になりますがたまにならOK。
要改善⑤ 英語表記がまだ少ない、通じない
インバウンドが復活した一方、やはり言語の問題はネックになっているようですね。残念ながら一部の外国人観光客が英語が話せない店員などに「なんで英語が話せないんだ」等の暴言を吐いたりするケースもあるようです。英語圏の方に多いですが英語が通じて当然!という態度には呆れてしまいますが。最近は英語表記も少しずつ増えているようですが、やはりまだ浸透していない感じはしました。
日本では英語が話せない人がまだまだ多いので、今後の英語教育が課題になりそうです。
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さて、次は日本のここがダメ!な部分です。
ここがダメ① とにかく人が多すぎる
特に大阪や神戸などの都市部に行くと顕著です。都会だから当たり前なんですけど。関西のほとんどの人口が集結しているのか、というぐらい人が密集しているのです。
私が滞在していたベルリンも世界屈指の大都市ですが、各地に分散されていたのか中心地であるアレクサンダー広場ですらそこまで人が密集しているという印象はそこまでなかったです。とにかく人の密度がすざましいです。先日古着屋巡りにアメリカ村と心斎橋に行ったのですが、あまりの人混みに圧倒されました。
ここがダメ② 醜態を晒す酔っ払いが多すぎる
飲み過ぎて電車や路上で寝たり吐いたりする人の多いこと。独特の飲み会文化や飲み放題システム、日本人のアルコール耐性の弱さ、ストレス社会が生み出した結果なのかもしれませんが。私も他人から呆れられるぐらい酒好きですが、迷惑な酔っ払いは大嫌いです。寝るだけならまだいい。でもトイレ以外で嘔吐する奴はマジで死んでくれ(過激)。
ドイツやヨーロッパでも、酔っ払いはいますがそれはごく一部の人々であり、一般的な大人が公衆の面前で酔って醜態を晒すような光景は滅多に見ません。自己管理のできない恥ずかしい行為だと見なされているからです。
まあ、ドイツでもカーニバル等の大規模イベントになれば、皆ハメを外すので日本の歌舞伎町のような雰囲気になりますが、日本ではその光景を華金になれば見ることができます笑
ここがダメ③ 食料品のコスパが思ってるほど良くない
ヨーロッパの物価の高さには本当に驚きました。ユーロ圏は言わずもがな、比較的安いとされていたポーランドやブルガリア、ルーマニアでも前回訪問時に比べるとかなり上がっており、もはや「安く旅できる国」ではなくなりつつあります。しかし、食料品は意外に安く容量も多いので(例:ショートパスタ1kgが1€〜2€ちょい)自炊を徹底すればそこまで家計を逼迫するほどではなかったです。外食さえしなければ、工夫次第で食費はかなり抑えられます。
日本はヨーロッパに比べるとやや安いものの、食料品の容量が少なくかといって円安による物価高もあって安くもないため、正直コスパはヨーロッパ滞在時と比べると低く感じてしまいました。しかし、外食は安くて美味しいところが多く、外で食事するのは日本が最高です笑
ここがダメ④ テレビ番組が低俗すぎる
日本のテレビ番組はいつからこんなことになったのだろうか….生産性のなさそうな内容ばかりのバラエティ番組や内容の偏った報道番組、CMも耳障りなものばかり。商品とサービスを宣伝するのに大声で叫んだりする必要あるか?
ドイツでは下宿先にテレビがなかったので比較はできませんが、帰国後実家でテレビを見てやはりつまらないと感じてしまいました。でも、受信料云々で色々言われているNHKは個人的に好きなんですけどね。
まあ、ドイツはドイツで見もしないテレビの放映料の支払いはウザかったが。(※ドイツで住民登録した人はテレビの所持の有無関わらず放映料の支払い義務がある)
ここがダメ⑤ 大谷選手関連の報道が多すぎる
帰国してテレビをつければバカの一つ覚えのように大谷大谷大谷…..大谷選手関連のニュースのあまりの多さにネット上では「大谷ハラスメント」とまで言われる始末らしいですね…ファンの方すみません。
確かに大谷選手は偉大なアスリートですが、報道番組を見ると隙あらばすぐに「速報!大谷選手が云々」と出てくるし、どうでもいいような内容まで速報扱いですぐニュースに。さすがに「凄いのは分かったからもういいよ…」と胃もたれします。もっと他にも報道すべきことはありますし、スポーツ関連も他に活躍しているアスリートはたくさんいるのでもう少し枠を作ってあげてもいいのではと考えてしまいます。
これについては大谷選手本人は何の罪もなく、メディアの報道のあり方に問題があるように思います。日本のメディアってなんでこうも同じネタばかりを擦り続けるのでしょうかね。
ここがダメ⑥ 年齢、結婚、恋人の有無でジャッジしすぎ
日本人、年齢気にしすぎなんですよね。結婚しているか、子供がいるか、恋人がいるか等、他人を詮索しすぎなんですよ。特に女性に対して。同調圧力が強すぎるのですよね。
他人の服装にケチつけたり、「○○代が△△は痛い」とか「いい歳して〜」「30過ぎて○○」みたいな年齢でジャッジしたり、「○○歳過ぎて独身は人間性に問題がある」「売れ残り」「行き遅れ」等結婚の有無で簡単に決めつける人が多い気がします。ヨーロッパでもパートナーがいて当然というカップル至上主義のようなところはありますが、それを他人に押し付けたり干渉するような人はそこまでいなかったように思います。そういうとこは良くも悪くも個人主義的って感じです。
最近だと「おじさん(おばさん)構文」とか「子供部屋おじさん(おばさん)」、今話題沸騰中の「カジュアルおばさん」といった特定の年代の人々を揶揄する風潮がありますが、これも日本特有な感じですね。これほど気持ちよく歳を重ねることが難しい国が他にあるのだろうか?
ここがダメ⑦ 挨拶をしない
ドイツはじめヨーロッパでは挨拶は超重要で、店でも客が店員に「こんにちは」「さようなら(商品を買わなくても)」と挨拶をするのがマナーですし、アパートでも住民とすれ違えば必ず挨拶をします。特に多民族国家が多いヨーロッパでは、挨拶は相手から危険な目に遭わないよう、自分が怪しい人間でないことを相手に知らせるための役割があるそうです。
一方日本では、店で店員が「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と声がけしても返さない人が多いし、アパートでも住民とすれ違ってもこちらが言わない限りスルーされます。ベルリンでは住民の8割が日本人のアパートに住んでいましたが、ドイツ人やその他外国人の住民は皆必ず挨拶をしてくれました。無視したのは日本人だけでした。日本では、逆に挨拶をすると変な目で見られたり、人にとってはヤバイ奴認定されることもあるようです。そういえば某番組で「挨拶をしない自由」とかいう訳の分からない特集が放送されていたようで…..
日本は礼儀正しいおもてなしの国じゃなかったっけ?挨拶は人間関係の基本中の基本。小さい子供でも分かることなのに。そこだけは本当に残念です。
ここがダメ⑧ 余裕のない人が多いように感じる
ここ最近、心に余裕がない人が増えた気がします。道で困っている人がいても無視、電車でも年寄り等に席を譲る人が少ない、ムスッとした表情の人(中高年率が高い)が多い等々キリがありません笑 私も1年半前に東京の地下鉄で晩酌用のワインを盛大に割ってしまった時も誰も助けてくれなかったです。
バルカン周辺を旅したときは、ほとんどの国で困った時に声を掛けるまでもなく、「どうしましたか?何か手伝おうか?」と助けてくれた人が多かった経験は今思い出しても癒されます。経済的豊かさと心の余裕は比例すると言いますが、必ずしもそうとも限らないなあと改めて思いました。
ここがダメ⑨ シンプルに気候が辛い
帰国後のあまりの湿度の高さにうんざりしてしまいました。カラッとしたヨーロッパの夏がすでに恋しいです笑 これから梅雨と猛暑の夏が来ると考えたらすでに憂鬱です。蒸し暑い上にゴキブリ等の害虫も増えるし。
ここがダメ⑩ 景観がつまらない
帰国後、改めて日本の景観はつまらないなあと思ってしまいました。特に都市部ではグレー色の雑居ビルや高層ビル、ギラギラネオンの繁華街ばかり。都市開発が進むのはいいことですが、やはり街の景観維持には無頓着(京都や城下町等の一部例外はあれど)だなあというのが正直な感想です。あと電柱、看板が無駄に多い。
ここがダメ⑪ 同調圧力、断罪大好き、陰湿な一面
私個人が日本、日本人の最も嫌いなところと言っても過言ではありません。最近は多様な生き方が認知されていってるものの、それでも「○○はこうあるべき」という同調圧力はまだまだ根付いているように思います。こうした圧力は私を長年苦しめてきました。
また、特にネット上でよく見かけるのですが、匿名(匿名大好き日本人)であることを盾にして赤の他人を断罪、批判する人が非常に多く、特にX(旧Twitter)やYouTubeのコメント欄、ヤフコメでは特に顕著。対象は犯罪者や不祥事を起こした著名人のみならず、政治家、詐欺や性犯罪の被害者、タレントなど多岐に渡り、彼らは歪んだ正義感で「○○する方が悪い!自業自得!」「いい歳して○○」「○○で痛々しい」などなど言いたい放題。
去年夏にサービスが開始したスレッズでも、一部の属性を持った人々に対する批判的あるいは意地悪な書き込みも多く、辟易とします。もちろん、海外でもこうした誹謗中傷や断罪はありますが、日本のそれは本当に陰湿でねちっこく、見ているこっちが不快になるのです。
これが原因かは分かりませんが、私は帰国後しばらく憂鬱な気分になった時期がありました。
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まだまだありますが、キリがないのでこの辺にしておきます。割合として愚痴が多くなってしまいました笑 だからと言って別に「ヨーロッパは素晴らしい!日本はクソ!」と言いたいわけではありません。私は生まれ育った日本という国は好きです。だからこそ、「なんでこうなのだろう」という愚痴が出てしまうわけです。愛着がない国だったらそこまで考えません。
一度海外生活を経験すると、今まで見えなかった日本の意外な一面や長所、短所が浮き彫りになるのは非常に面白いですね。それこそ、海外経験の醍醐味と言っても過言ではありません。しばらくは日本での生活が続くと思うので、少しずつ再適応できるように努力していきたいと思います。
今日はここまで、それでは。