2015年8月21日 ルーマニア・ブカレスト一日目 雨、雨、雨の東欧のパリ 

ルーマニア

ウニベルシタテ駅到着後、ホステルに向かった。

でもその前に少しだけブカレスト周辺を散策することに。

 トラムも走っている。落書きまみれでも通常運転しているのがミソ。日本だとすぐニュースになって取り沙汰されるだろう。

 何かの廃墟だろうか。ブカレストには似たような建物が多い、気がする。

 ん?どこかで見たようなマークが….某バーガー◯ングにそっくり

少散歩が終わった後、ホステルに向かう。今回向かったのは、BOOK A REST HOSTEL。最近できたばかりの新しいホステルらしい。

しかし、後にちょっとした悲劇が起きた。

ブカレストの大通りはある程度整備され、高級店や大手メーカーのレストランも充実している。しかし、裏道に入ると一変する。凸凹道も多く、小汚い建物が目立つ。それと同時に大通りにはいなかった野犬も裏道に入ると見かけるようになるのだ。

目的地のホステルは裏道にあった。

そのため、裏道に入る必要があった。歩いていったのは良いが、道に迷うというトラブルが起きた。ウロウロと地図を見ている時悲劇が起きた。

一匹の白い大型野犬が私の前に現れた。しかもかなり寄ってくる。追い払おうと思った矢先に今度は二匹の大型野犬が登場。なんということだ、三匹の野犬に包囲されてしまった。その時雨が降っていて折り畳み傘を持っていたので全力で傘を振った。その時、二人の警察官が通りがかり、結局彼らに追い払ってもらった。

気を取り直して、ホステルに向かった。なんと、宿は野犬に遭遇した場所からすぐ近くにあったのだ。迷っていたのは一体なんだったのだろうか。

 ここが宿泊場所のホステル。新しい宿ということもあるのかスタッフは若く、美男美女揃い。しかも皆愛想が良く気持ちのいい人達だった。

 宿のなか。新しい宿というのもあってとてもキレイで清潔感があった。何よりうれしいのが部屋ごとにシャワールームがあったこと。広い庭やミニバーもある。

無料の朝食(バックパッカーにとってこれは重要)はなかったが、コーヒー、紅茶等のドリンクサービスは無料で飲み放題。

野犬事件で精神的に疲れ切っていたので共同スペースで休憩。

 ルーマニアの紙幣は少し変わっている。ちょっとプラスチックっぽい。音符の部分が透明になっているのが可愛らしい。

気を取り直して、再度市内をお出かけ。

 中心地にこんな立派な建物もある。国立軍事会館らしい。

 MADARAホテル付近のちょっとした広場。噴水もあり、洗練されているように見えるが、上を見上げると旧共産的団地がある。しかもよく見ると一階がおしゃれなウエディングショップになっているし、隣には西欧的な建造物がある。こうしたチグハグした感じがブカレストらしい。

 大通りはこんな感じ。割りと広々として道路も整備されている。銀行やブランドショップ、グレードの高いレストランから、キオスクやKFCまで各店も充実している。この付近は野犬はほとんど見かけなかった。

 旧市街地付近は西欧らしさが出ているがこの日は雨だったので閑散としていた。この近くでロマ人(ジプシー)らしき親子が座り込んでいてお金を数えていたのは見た。彼らはヨーロッパの広範囲で見かけるが、特にルーマニアはロマ人の人口が多いのが特徴。

 教会のような建物のように見えるが実は銀行。

 ブカレスト大学。日本でいう東大にあたる。しかしまあ、大学の建物なのに落書きがそのままにされているのがさすがだな。

 薬局のポスターに可愛らしい落書きが。ちなみにブカレストはタクシーと同じく薬局も無駄に多い。

 こんなところにロムルスとレムスの銅像が。御存知の通り、狼に育てられた双子の兄弟が後にローマの建国をしたという古代ローマの建国神話に基づいている。ローマ人の末裔を名乗っている国だけあってこの銅像があるのも納得できる。よく考えたらルーマニアという国名のつづりがRomania、ルーマニア語の発音では「ロムニア」英語では「ロマーニア」となっている。意味は「ローマ人の国」。

 地下鉄近くのエスカレーター。そしてこの悪名高いシンドラー社である….

ブカレスト一日目は散策で終わった。国民の館や旧市街地の散策は2日目にすることに決めた。今日はここまで。次はブカレスト二日目について書いていく。

それでは。