海外旅行先でのお金の扱い方について

お役立ち情報

私の知人が、海外のATMでスキミング被害を受けてしまったそうです。

その話を聞いた時、自分も他人事ではないと思い、自戒を込めてATM利用時の注意点と国際キャッシュカード、クレジットカードの利用について書いていきます。

ATM利用の注意点

1 ATMの場所を選ぶべし

厳重なATM、ウクライナ・リヴィウ

海外でも首都などの比較的大きな都市には各地にATMが設置されているのを見かけると思います。特に現金が無い時などは助かりますよね。しかし、ATM全てが安全であるとは限らず、中にはスキミングに利用されたり、機械に入れたキャッシュカードが二度と出てこなかったというトラブルも後を絶ちません。一番危険なのは、町中や人通りの少ない場所にポツンと設置されているもの。この場合は安全性に問題がある恐れがあります。

「じゃあどこのATMを使えばいいんじゃ」とということですが、もしATMを使う必要が出た時は、銀行と併設されているものを使いましょう。その方が安全ですし、何かあった時も銀行員を呼ぶことができます。「え〜、わざわざ銀行探すの面倒じゃん。時間がもったいないよ」と言いたくなるのでしょうが、安全を確保するためにはある程度の手間が必要であることを心得ましょう。

2 利用時は周囲に注意を払う

これはガイドブックや旅行系サイトにも記載があると思いますが、ATM利用時は強盗やスリなどの犯罪のリスクが高くなります。お金を引き出しているので当然でしょう。特に町中や駅構内のATMは注意が必要です。

引き出す時は、なるべく現金が丸見えにならないように注意し、終わった後は周囲を見ながら速やかにATMから離れましょう。

国際キャッシュカードとVISAデビットカード

国際キャッシュカード

海外旅行の時、当然ですがある程度のまとまったお金が必要です。かといって現金を全て持参することはかなり危険です。その時に必要になるのが国際キャッシュカードです。どこでも利用でき、ATM利用時に自動的に両替してくれるので大変便利です。ここでは私がおすすめする国際キャッシュカードを紹介しますが、その前に、国際チャッシュカードのメリットとデメリットを教えます。

メリット

・多額の現金を持たずに済む

・どこでも利用できる

・カードによってはポイントが貯まる

・審査がないので誰でも作れる

・金利がかからない

デメリット

・為替手数料がかかる(平均で3〜4%ぐらい)

・銀行によっては引出手数料が有料

・引き出しはできるが預け入れができない

 

VISAデビットカード

VISAデビットカードはご存知でしょうか。最近コマーシャルでもよく聞くと思いますが実際にどういうものなのか知らない人も多いかと思います。また、クレジットカードとの違いはなんでしょうか。

クレジットカードは御存知の通り後払いで、月に一回、決まった日に先月の利用分が一括で引き落とされます。それに対し、デビットカードは利用するごとにすぐに口座から引き落とされます。しかも、クレジットカードと同じようにVISAやマスターカードのような国際ブランドなので、世界中どこでも利用できます。使い方はクレジットと同じです。そのため、海外旅行の時もかなり便利です。

メリット

・口座に入っている分の金額しか利用できないため、使いすぎを防げる

・後払いがないので借金の必要がない

・審査がないので誰でも作れる、年齢制限も低め(中学生を除く15歳以上)

・現金を持たずに済む

・VISAやマスターカード等の国際ブランドのため世界中どこでも使える

・お金の管理が容易

デメリット

・海外旅行保険等のサポートがない

・利用可能額が口座の残高のため、こまめにチェックする必要がある

・分割払いや立て替えができない

・銀行が発行しているのでカードが届くのに最低一週間以上かかる

こうしてみるとメリットの方が多く、デビットカードは海外旅行でもかなり有効であるというのが分かります。強いて残念な点をいうと海外旅行保険が付いていない点でしょうか。クレジットカードは審査が厳しく、ハードルが高いですが海外旅行保険がついているのは利点ですので、両方を上手く使い分けることがおすすめです。

私がおすすめするカードは、ジャパンネット銀行(国際キャッシュとVISAデビットが両方ついている)と※新生銀行(店舗なら即日発行してくれるので急ぎの時はとても便利)です。

※追記

新生銀行の国際キャッシュサービスは2018年12月をもって終了したとのことです。

それでは。