今すぐ役に立つロシアビザのお話

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あっ、どうも。ネフスかやあいりです。

最初の投稿でも言いましたが、私は過去に三回ロシアに渡航しています(しつこい)。その際に経験したのが、ロシアビザの申請ですが、初回以降は自分で手配しましたね。

そう、ロシアに行くにはビザが必要なのです。

ロシアは日本から遠くて近い国であり、「ニホチカ」とも呼ばれるウラジオストクやハバロフスクなどの極東地域はわずか2時間で行けるのです。

なのに、ですよ。ロシアはビザという壁があるためか、渡航にためらう人もいるようで、旅先で会った世界一周パッカーでもロシアに行ったという人は少数派でした。

このように一見見ると、 かつては「ロシア=旅行者が少ない」という印象がありました。しかし実は近年、日露両国間の旅行者は増加傾向にあるそうです。その動きに合わせ、昨年末、スプートニクが振興目的に日本-ロシア間のビザ廃止の検討を決めたというニュースを発信しました(ほんまかいな)。

ロシアクラスタの中には「ビザがないロシアはロシアじゃねぇ」という意見もあります。彼らにとってロシアビザはステータスの一つなのかもしれません(笑)

とりあえず、これはあくまでも噂ですので当分の間ビザは必要だと考えたほうがいいでしょう。てか、嘘ニュースを流すことで有名なスプートニクの情報は鵜呑みにせず慎重になったほうが賢明でしょう。

しかし、ビザ自体は取るのにそんなに難しくはありません。手順さえ慣れれば楽しくなります。だって、ビザとパスポート、お金さえあればロシアに行けるのですから。

ロシアクラスタにとっては「何を今更言ってんだこいつ」というような内容ですが、「ロシアに行きたい!でもビザはどうやって取るのだろう」という方は案外います。

今回はロシアに行きたいのにビザ発給にお悩みの方向けにロシアビザの取得方法を伝授していきます。

1.  旅行社等の業者に手配を頼む

ロシアを専門にしてる旅行社をはじめ、大手旅行会社などもロシアビザの発給をすることがあります。この場合、渡航の日程、場所、宿泊先さえ分かれば後は手配をしてくれます。

手間は省けますので、忙しくて大使館に行けない!休日しか休みがない!という人は旅行社に頼んだ方が早いです。しかし、その代わり高額な手数料がかかります。値段は業者によりますが、だいたい6000〜8000円ぐらいと考えていいでしょう。

2.  大使館(あるいは領事館)を通して自分で手配する

これは必要な書類を大使館か領事館に持って行き、申請する方法です。申請から発給までの期間は長くて2週間です。

発給までの間はパスポートを大使館に預けるため、その期間中に身分を証明する場面が出てくることに備え、代わりの身分証を用意するといいでしょう。

準備する書類は以下の通りです。

① パスポート

② 顔写真(4.5cm×3.5cm)

③ 電子査証申請書(ロシア連邦外務省HPの申請フォームhttps://visa.kdmid.ru/PetitionChoice.aspxで作成し、PDF化して印刷します。)

③ 予約確認書

④ バウチャー

ここで一番面倒なのが、③と④です。ロシアビザの申請の際、宿泊先から発行された予約確認書とバウチャーの提出を要求されます。そのため、あらかじめ訪問都市や旅程を決めておくのが必須となります。予約確認書は宿泊先の予約と支払いが完了したということを証明する書類であり、バウチャーは料金の支払いと引き換えに発行され、宿泊先からのサービスを受けるために必要なクーポンです。

ですので、ホテルやホステルにこの二つの書類の発行をお願いしなければなりません。一見面倒に思えますが、ホテル、あるいはホステルによってはHPで申請できる例があります。

ホームページのメニュー欄を見ればVISA Supportと書いているのが分かりますね。これをクリックして、あとは必要事項を入力すれば申請完了です。私が利用したHotelsProは24時間以内に発行されました。手数料はホテル、ホステルによりますが、私が利用したAppleHostelでは800ルーブル(日本円で約1800円)ぐらいで申請できました。

右がバウチャーで左が予約確認書です。このように同時に送ってくれます。

③、④の申請の際、必ず訪問都市の入力欄がありますが、そこに都市を全て入力します。例えば、モスクワ、ウグリチ、リャザンの場合三都市すべて、同時に宿泊先も入力してしまいます。その時点で全て入力しておけば、他都市の宿泊先でまた別に申請する必要はありません。

必要書類が揃ったら、大使館に行って申請をします。その際に受領日が記載された小さい引換券をもらい、受け取りまでに大切に保管します。受け取りの時に引換券を渡し、ビザが貼り付けられたパスポートを受け取ります。これでビザの発給は完了です。

あと、申請から発給までの期間ですが、2週間以降は手数料無料です。ですが、一週間以降は手数料が発生し、その期間が短くなればなるほど高額になるというシステムとなっています。手数料は以下のとおりです。

ニ週間後以降・・・無料

一週間後・・・4000円

翌々日・・・8000円

翌日・・・10000円

ですので、無料でビザを取得したいのであれば、早めに旅程を決めて余裕を持って申請することが大切です!

3. 空バウチャーを利用して申請する

上記2つは一般的な取得方法ですが、別の方法としては空バウチャーというのがあります。何度も言いますが、ロシアに行くには旅程を決める必要があります。ですが、気まぐれな旅をしたいという個人旅行者にとってはそれが鬱陶しいと感じられる方もいます。その時に、旅程や宿泊先の記載がないバウチャーをロシアビザ取得申請代行センターなどに手配してもらうのです。手数料は8000円です。

しかし、バウチャーだけの場合は、Way to Russia(http://waytorussia.net)というサイトでわずか30$で取得可能です。

旅行社が決められた旅程である事を証明し、ロシア政府の認可を得て発行しているので、公式な書類であることに変わりはありません。ですので、発行後に宿泊先を決めていただいても問題はないでしょう。

もちろん、その方法で問題なかった方もいると思いますが、いざという時の事を考えれば、旅程と宿泊先はあらかじめ決めておくのがオススメです。

空バウチャーをめぐって万が一何かトラブル等が生じた場合は自己責任となります。そのことはちゃんと理解してください。

 以上でビザの話は終わりです。「ビザの取り方が分かんねえぞゴラァ!」という時にこの記事が少しでも役に立てればと思います。 

ではまた。